編集サヴマトンカラー
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2008/05/22 [Thu] 22:36:22 » E d i t
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毎月の購読誌「グランプリトクシュウ」の6月号を購入。スーパーアグリ撤退を、亜久里代表が会見で語った全ての言葉を収録するなどして紹介していた。

03年以降のF1ファンの自分にとって、スーパーアグリが初めて出会った古き良きプライベーターだったとも言える。プロストやスチュワートといったチームとは違い、どこの母体も持たずにゼロから生まれ、どこにも買収されることなく消えていった日本チームは、世界中に奇跡と感動をくれた。参戦一年目のブラジルGPではトップ10フィニッシュ、二年目にはスペインGPで初ポイント、カナダGPにはマクラーレンを駆る王者アロンソをオーバーテイクして得た6位。結果的に最後のレースとなったスペインGPでも、壊れたノーズのまま奮闘する琢磨の姿が何周にもわたって国際映像として映し出された。同誌内で今宮純氏が書いているように、トロ・ロッソやフォースインディアが、マクラーレンをオーバーテイクするシーンを想像することができるだろうか?日本チームであるという贔屓目を排除したとしても、スーパーアグリは現在のプライベーターとは違う魅力があった。

同誌の定番コーナー「ワールドボイス」(各国のジャーナリストやコメンテーターらが書くコラム)では、イギリス、ドイツ、フィンランド、日本がスーパーアグリの撤退について触れている。どの国でもスーパーアグリの撤退を残念に思うコメントが書かれている。その中で、イギリスは、10チームとなったこで全てのチームが分配金が受け取れるなどのポジティブな部分を指摘。ドイツは、2010年以降のカスタマーカー導入禁止に賛成の立場を示す。フィンランドは、FIAがプライベーターをF1界に長くとどめていく努力をする必要があると書いている。

このコラムの中で、今回の撤退を一番重く受け止めているという印象を受けたのはフィンランドと日本。特に日本のモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏は、現在検討されているF1の年間予算に上限を設けるバジェットキャップ制度について「年間1億ユーロ(約150億円)では高額すぎる」と語り、「個々のコスト削減案件にはまだ議論の余地はある。だが、総論としては、コスト削減はもう不可能だ」と警鐘を鳴らしている。小倉氏の言うとおり、このままチーム予算が膨らみ続ければ、景気後退が不安視される自動車メーカーの撤退もあり得る。大げさな話が、F1シリーズの終焉もあり得るわけだ。

スーパーアグリの撤退は、単にF1参戦チームが11チームから10チームになったということではない。僕たちが見えない現在のF1の構造が、いかにいびつであるかということを教えてくれたのではないか。いくらモータースポーツの人気がないとはいえ、我が国のチームが消えたことへの一般メディアの反応の薄さにはがっかりだ・・・。

最後にイタリアプライベーターの雄ミナルディの代表・ジャンカルロ・ミナルディの言葉を(うろおぼえ)。
「今のF1には最低1億ドルはかかる。後ろの方でただ走っているだけで、だ」。

photo by yunick'07

テーマ:F1GP 2008 - ジャンル:車・バイク

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