編集サヴマトンカラー
09« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»11
2010/05/23 [Sun] 17:03:42 » E d i t
僕はトヨタファンではありません。どちらかと言えば好きではありませんでした。毎年失望させるだけの戦績しか挙げないし、勝てるチャンスにもミスばかり。そしてとどめがF1からの撤退。

しかし、この本を読んでその考えは改めないといけないなと思いました。この本とは、尾張正博著の「トヨタF1 最後の一年」です。

トヨタF1 最後の一年 (CG BOOKS)トヨタF1 最後の一年 (CG BOOKS)
(2010/04)
尾張 正博

商品詳細を見る


タイトル通り、F1撤退直前の09年シーズンにスポットを当てた内容なのですが、参戦の経緯や08年までのトヨタが抱えている問題についても触れられており、この本でトヨタF1の8年間を振り返ることもできます。

この本を読んで新たに知ったこと、再確認できたことなどを箇条書きで起こしてみます。

・トヨタのF1参戦のきっかけは「ブランドイメージの若返り戦略」。
・トヨタは08年から「F1への存続」を懸けて戦っていた。つまり08年の時点で09年末のF1撤退は予想されていた事態だったということ。
・トヨタのマシン開発が正しい軌道に乗り始めたのは、山科さんがTMG会長に就任した08年から。それまでの6年間は、ガスコイン時代も含めてマシン開発へのアプローチそのものに問題を抱えていた(特にエアロダイナミクス)。
・09年シーズン前、トヨタはアロンソを本気で獲得するつもりだった。
・木下TMG副社長とジョン・ハウエットTMG社長は、チーム存続のためにチームそのものをトヨタから買い取る「MBO」に奔走した。しかし、実現はなかった。
・09年のトヨタ鈴鹿スペシャルはガチ。レッドブルには負けたが、マクラーレンのハミルトンを逆転しての勝利はチームが計算した通りの快勝と表現するにふさわしい2位表彰台だった。

09年のトヨタは、勝つために、勝つことがチーム存続につながると信じてあらゆる努力をしてきたことを知りました。結局1勝もできずに撤退してしまった結果だけが残ってしまいましたが、「もしトヨタに2010年があったら・・・!」と本気で考えてしまうほど09年のトヨタは勝利に一番近い年だったのではないでしょうか。

toyotaf1_lasty2.jpg

toyotaf1_lasty3.jpg

そして、改めて感じたことはモータースポーツを戦っているのは「マシンではなく人間」なのだということ。それも何百、何千という人たちが。メディアなどでは、ドライバーとマシンにスポットライトが当たりがちですが、それを支える人たちのドラマ一つ一つがまさにモータースポーツの魅力と言えるでしょう。

*追記(5月27日)
この本、ドキュメンタリードラマにしたら面白いだろうなー。一般の人にもレースの面白さが伝わる作品になると思う。レース映像なんかの権利問題とか、クリアしなければいけない課題が多そうだけど・・・。

photo by yunick'09

テーマ:F1全般 - ジャンル:車・バイク

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://submatoncolor.blog61.fc2.com/tb.php/362-8f87a22c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック