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2011/02/08 [Tue] 21:00:00 » E d i t
日本人にはドイツ車信奉心理がある

「Racing on 447号」の自身のコラムの中で、柿元邦彦氏はそう述べています。そうした日本人の潜在意識を踏まえた上で、日本車対ドイツ車の構図は必ず大きな話題を呼ぶ、と期待を寄せています。しかし、ドイツ車の日本レースへの本格参戦を「黒船襲来」とも捉えることができるのではないでしょうか?

・ドイツ車の参入=黒船襲来?

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GT500の参戦車種を見てみるとあることに気が付きます。

日産=GT-R ・トヨタ=レクサスSC430 ・ホンダ=HSV-010

これらの車両は、いずれも一般社会からは遠いマニアな車、と言えるのではないでしょうか。特にホンダの場合、HSV-010はこのSUPER GTのために開発された車両であって、もはや市販車ですらありません。今思えば、生産終了となった車両をいつまでも使い続けていたのもホンダでしたね。

柿元氏は「日本のモータースポーツ界は一般社会からどんどん遠ざかり、極端に言うとマニアの世界に陥っている」と指摘しています。これらの参戦車種を見てみると、まさにご指摘の通りである、と言わざるをえません。つまり、GTも一般社会とはかけ離れた世界で繰り広げられているスポーツである、ということです。こうした事実は、車を売ることが全てである自動車メーカーにとって、決して望ましい状況とは言えません。そんなところへ、ドイツの自動車メーカーが大挙してやってきたら・・・?不安に感じるのは私だけでしょうか?

・情熱と男気だけが日本のモータースポーツを支えている

ここで、「日本の自動車メーカーは何のためにGTに参戦しているのか?」という疑問を自分自身に投げ掛け、再考してみたいと思います。

GTは、現在国内で最も成功を収めているカテゴリーというのは、紛れもない事実と言えます。その人気はF1に匹敵すると言っても過言ではないかもしれません。しかし、前述したようにGTはどんどんマニア向けとなって社会から離れていく・・・。そうなると、各自動車メーカーが参戦する理由は「GTというカテゴリーを守るため」「日本のモータースポーツ人気を支えるため」と結論付ける以外に適当な答えが見当たらないことに気付きます。

「レースをするためにレースをしている」。そうしたレース好きのレースバカの人たちが、今の国内モータースポーツを支えているのです。その情熱には非常に心打たれるものがありますが、国内最高峰の自動車レースとしてはあまりにも脆弱な構造であると言わざるを得ません。いずれ、いや近い将来、彼らが耐え切れなくなるときが来ます。そのときがGTの終焉を意味するのです。

では、今日本のモータースポーツ界が真にやるべきことは何でしょうか。後編に続きます。


photo by yunick'10
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